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(Orchid Cultivation at balcony)
マンションのベランダに於ける小型ビニール温室作成について
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私は神奈川県の南向きのマンション の2階で蘭を栽培しています。写真でお分か
りのように、ベランダのてすりが柵状になって いるために、ベランダの床までよく光が当たり
ます。夏は大体日に5時間位日光が当たり、 好条件です。適度な風も通ります。
柵にリング状の金具を付けて、そこに鉢を 置き、主として、大型カトレア、ノビル系のデン ドロを栽培しています。ご覧の通り遮光は出来 ないので、直射日光です。葉焼けは起
きますがそれほどひどくはなりません。 |
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ベランダの片方では、床の上にレンガを置き、そこに板を渡して、蘭の置き場を作ってその上に鉢を乗せています。ここでは50%遮光をして、小型の蘭を栽培しています。
現在の鉢数は全部で70程度です。このくらいが限度です。
08/06/29 撮影 |
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これは冬の置き場です。ワーディアンケース1つで、約60鉢殆どを収めてしまいます。遮光はしていません。最下段と天井に大型カトレアを置いています。
天井以外は、日に精々2時間位しか日光があたりませんが、開花には影響ないようです。ただ、全部の蘭が開花したわけではないので、冬の日照が少ないことが開花に影響しているのかも知れません。
パフィオは遮光しないと、葉焼けを起こしますから要注意です。
冬は、湿度が極端に下がります。大体50%位でしょうか。しかし加湿器などは置いていません。また温度の方ですが、真冬でも最低13度は保てます。このような条件なので、カトレア、薄葉系オンシ、ファレノ、バンダの仲間などはよく育ちますし、開花してくれます。しかし湿度が保てないし、室内扇風機なども置いていないので、湿度を要するもの、風を好むものには条件が悪いと思います。アングレカムの仲間などは成長も悪いです。
また冬はカイガラムシがよく付きます。歯ブラシでこすり落としています。
天井に置いたカトレアのうち、一つは軟腐病に侵され枯れてしまいました。やはりワーディアンケースの天井は直射日光が全然当たらないので、株の、病気に対する抵抗力がなくなっていたのだと思います。
天井に置いた他のカトレアも屋外に出したあと生育が悪いです。やはり、室内に置いている時期でも、最低2時間でも、直射日光に当てるべきだと思い知りました。天井に置けるのはパフィオ位なのでしょうね。 |

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鉢を裏返して底に草花の鉢を置いています。蘭の鉢の数が増えてきたので、草花の鉢の先に日光の当たるスペースが若干ありますのでそこに遮光ネットを張り、パフィオを置いてみました。
遮光ネットの高さは草花に日光が当たるようになるべく低く調節しました。
今年の冬に、パフィオの生育の善し悪しが分かります
2008年6月5日作業実施 |
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草花(ゼラニュームとベゴニア)の鉢を置きますと、その先にあるパフィオは殆ど見えません。
しかし、ベランダの枠近くなので、日光はよく当たります。 |
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春蘭と寒蘭を少しばかり栽培しているので、これら用の遮光ネットを取り付けてみました。春蘭と寒蘭のプラ鉢は腰が高く倒れる恐れがありますので、素焼き鉢の中に入れてあります。中には発泡スチロールで固定してあります。
洗濯物がよく乾くように、遮光ネットの高さはなるべく低くしました。
2008年6月5日作業実施 |
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狭いベランダを有効に使うため、春蘭と寒蘭を置いてあるスペースの先が少し空いていますので、そこに木製の台を作り、小型の蘭を4鉢置きました。
冬に全鉢、室内に取り込めるかどうか心配なので、ベランダに小型の簡易ビニール温室を作ることを考えています。
2008年6月9日作業実施 |
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ここは、布団を干すスペースなので、蘭が置けないのです。
そこで、床面のすぐ上に棚を作り、その上にパフィオの苗を置き、遮光ネットを低い位置に設置しました。
これで、どうやら布団が干せそうです。
2008年6月16日撮影 |
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隣戸との境にある板は、非常時に破ることが出来ます。防災上ここに物を置くのはマズイのですが、気にはなっていたのですが、手つかずでした。
ようやく、ここに棚を作れば、通路が確保できるではないか、とアイデアが浮かんできました。
左の写真は棚を作る前の状態です。右の写真は棚を作って、そこに物を置いた状態です。
棚の材料は、近所のホームセンターで買い、同時にこちらの要望した寸法に切って貰いました。
何とか、避難通路を確保しつつ、園芸用品の整理がつきました。
2008年6月16日作業実施 |
御参考までに、上記の棚の寸法を書いておきます。これをご覧になって、ご自分の家のベランダの大きさに合わせて寸法を変えて作ってみようと思われたら嬉しいです。
作ってみて気づいた点
植木鉢などの重いものをだいぶ載せたので、支柱の幅4.4cm、厚さ1.5cmでは心もとないような感
じです。特に厚さは2cm程度は必要かも知れません。当然ながら、植木鉢などの重いものは下に
置き、プラ鉢などの軽いものは上に置けば、厚さ1.5cmでも問題ないかも知れません。
ベランダの外観を損ねないように、高さを洗濯物を干す竿の高さより少し低く100cmにしたのは良
かったと思います。
間口を32cmと狭くして、緊急時の避難通路を確保したつもりです。我が家には、幅が30cmの丸い
プラ鉢が2個あったので、それが入る長さを確保するため間口を32cmにしましたが、これ以上間
口を長くしますと、避難通路が狭くなるので、32cmはギリギリの長さでした。
左側は壁になるので、「物の落下防止用の止め板」(下の図のAとB)のAは8枚ではなく、4枚で
もよかったです。
一番上は、間口に止め板がないですが、あった方がいいかも知れません。私はあとで取り付けました。
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我が家の蘭栽培について(08年5月9日)
鉢と株のバランスについて
鉢と株のバランスの問題は、ラン(に限ったことではなく)を育てるうえで、一番重要な事柄ではないか、と最近では考えるようになりました。
蘭は根が張るためには、なるべく小さい鉢に植えた方が良いです。ところが、我が家では植え替えの時、根を痛めてはいけないと思い、生きた根を完全に残そうとしたため、どうしても大きめの鉢に植えてしまうという失敗を繰り返しました。
勢いが弱った株を植え替えの時抜いてみますと、水苔を新しく詰めたところには全く根が張っていません。やはり鉢が大きすぎて、根が回らなかったんでしょうね。
最近はこれを意識して、思い切って、根を切り詰めて、根鉢を小さくして、小さな鉢に植えるようにしています。
水苔は2年で取り替えるものと考え、2年で匍匐茎が鉢の縁に当たる位の広さが確保出来る程度の鉢に植えるのがよいと思います。大型カトレアの成株でしたら、4号鉢か、4.5号鉢が適していると思います。5号鉢は大きすぎると思います。私は大型カトレアは4つのバルブを付けて植え替えをやります。
胡蝶蘭は根がよく張るので、植え替えのとき、どうしても根を切らないように配慮してしまうため、大きめの鉢に植えてしまいがちですが、なるべく小さな鉢を用意して、生きた根も鉢に入る位まで切り詰めてもよいと思います。
パフィオは根が少ないですが、それでも花が咲く程の株は、鉢一杯に根がよく張っています。花が咲かない株は、根張りが良くないです。パフィオも葉のスパンの1/3位の直径の鉢に植えるべきでしょう。
パフィオの鉢が大きすぎたので、植え替えを行ないました。私は蘭歴25年になりますが、小さめの鉢に植えるという意識はあったつもりですが、弱った株を抜いてみますと、必ず新しく水苔を詰めたところには全く根が張っていなかったことから、知らず知らずのうちに大きな鉢に植えてしまったようです。どの位の鉢に植えるのがよいのか、今頃になって、ようやく分かってきました。
2008年6月23日作業。 |
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| Paph.Battle of Egypt 'Alpha'(3.5号→3号) |
Paph.insigne(4号→3号) |
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| Paph.Orchilla 'Chilton '(3.5→3号) |
Paph.sukhakulii(4.5号→2.5号×2鉢) |
植え込み材料
私の家では、過去、水苔、バーク、軽石などをいろいろ試してみましたが、水苔が一番成績が良いようです。バーク、軽石は表面が乾いていても、中は湿っていることが多くて、どうしても水のやりすぎになってしまいます。その点では水苔は表面を指で触ってみて、カラカラに乾いていたら、中も乾いているので、その時点で水やりをすればいいので、失敗が少ないです。但し、使用する水苔はチリ産で圧縮してあるものは、あまり品質がよくないと思います。ホームセンターで安く売られているチリ産で圧縮してあるものは買わない方がよいと思います。ニュージーランド産で圧縮していないものが良いと思います。これはどこにでも売られている訳ではなくて、蘭園などで購入出来ます。
植え込み材料と鉢の関係
我が家では、水苔+素焼き鉢か、水苔+プラ鉢かのどちらかです。カトレアは水苔+素焼き鉢、パフィオ、ノビル系デンドロは水苔+プラ鉢、胡蝶蘭は水苔+素焼き鉢です。水苔+素焼き鉢で花が咲かなかったとき、水苔+プラ鉢に変えたら花が咲いたといった例が我が家では多いです。
遮光
我が家ではカトレア、ノビル系デンドロ、胡蝶蘭は直射日光下で育てています。風通しがよいので、葉焼けで枯死したことはありません。パフィオは遮光がどうしても必要です。
ソフロ系のカトレアについて
小型のカトレアで、属名にS.Sc.Sl.Pot.などと書いてあるものは、S.コクシネアの血が入っています。S.コクシネアは夏の夜の高温に弱く、マンションのベランダは環境が最悪でして、我が家では、これまで継続して生き長らえたものは全くありません。
肥料について
ハイポネックスの1000倍の水溶液を作ってあげていたこともありますが、水溶液を作るのが面倒で、つい忘れがちになります。私が現在やっている方法は、マグアンプKの粒状のものを鉢の周りに置く方法です。粒が小さいので、水やりのとき、鉢の縁に引っ掛かりまして、水と共に流れ出さないのがよいです。
カトレア、ノビル系デンドロ、胡蝶蘭(ファレノプシス)、パフィオ、シンビジューム以外の蘭について
一口に蘭といっても、本当にいろんな種類があります。我が家でも有名な蘭に混じって、マイナーな、マニア好みの蘭も置いてあります。よく我が家の環境に合って花が咲き、枯れないでずーっと生き長らえているものもありますし、環境に合わなくて枯れてしまったものも数知れずあります。結局育てる家の環境と、育てる技術と、その株の原生地の環境に関する知識があるのかどうか、などによるんでしょうね。
花だけではなくて、生育の過程を楽しむ
蘭を栽培していて楽しいのは、花が咲いたときばかりではなく、生育の過程を観察するのも楽しみではないでしょうか。新芽が伸び、新根が出てきて、勢いよく成長する姿を見るのも楽しいです。私はベランダに出るとき、ルーペを持っていきます。新芽がなかなか出て来ない株は、先頭の株の根元を見て、潜芽の膨らみが始まったかをルーペで確認するのが楽しいです。また成長が終わったあと、花芽が上がって来るかどうか、葉の間をルーペで覗いたりします。 |

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